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新和風のすすめ
¥990
『新和風のすすめ』 秋岡芳夫著 モノ・モノ文庫
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湖とファルセット
¥2,200
『湖とファルセット』 田村穂隆著 現代短歌社
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日々に木々ときどき風が吹いてきて
¥2,200
『日々に木々ときどき風が吹いてきて』 川上まなみ歌集 現代短歌社
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35歳からの反抗期入門
¥1,210
『35歳からの反抗期入門』 碇雪恵著 温度
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あいたくてききたくて旅にでる
¥2,970
『あいたくてききたくて旅にでる』 小野和子著 PUMPQUAKES
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樹木と木材の図鑑
¥3,520
『樹木と木材の図鑑』 西川栄明著 創元社
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台湾対抗文化紀行
¥1,870
『台湾対抗文化紀行』 神田桂一著 晶文社
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ノートイレ!ノーライフ!
¥1,650
『ノートイレ!ノーライフ!』 本・ひとしずく
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科学以前の心
¥770
『科学以前の心』 中谷宇吉郎著 河出文庫
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京都の平熱
¥1,331
『京都の平熱』 鷲田清一著 講談社学術文庫
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ホホホ座の反省文
¥1,980
『ホホホ座の反省文』 山下賢二,松本伸哉著 ミシマ社
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街を変える小さな店
¥1,760
『街を変える小さな店』 堀部篤史著 京阪神エルマガジン社
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カフェから時代は創られる
¥1,980
『カフェから時代は創られる』 飯田美樹著 クルミド出版
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古本屋台2
¥1,650
『古本屋台2』 Q.B.B. (作・久住晶之 画・久住卓也) 本の雑誌社
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珈琲の建設
¥1,870
『珈琲の建設』 オオヤミノル著 誠光社
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喫茶店のディスクール
¥1,870
『喫茶店のディスクール』 オオヤミノル著 誠光社
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人類堆肥化計画
¥1,870
『人類堆肥化計画』 東 千茅著 創元社
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うしろめたさの人類学
¥1,870
『うしろめたさの人類学』 松村圭一郎著 ミシマ社
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くらしのアナキズム
¥1,980
『くらしのアナキズム』 松村圭一郎 ミシマ社
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料理と利他
¥1,650
『料理と利他』 土井善晴、中島岳志著 ミシマ社
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棍棒飛ばし大会のしおり
¥1,100
『棍棒飛ばし大会のしおり』 第0回全日本棍棒飛ばし選手権大会 ZNKK
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棍棒入門
¥1,100
『棍棒入門』 全日本棍棒協会
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街と山のあいだ
¥1,760
『街と山のあいだ』 若菜晃子著 アノニマ・スタジオ 山を眺めるのが好きだ。定期的に登山欲が爆発するが、基本的には眺める専門。最寄駅から、学校から、自然と山が視界に入る場所で育った。胸のなかに居座る違和感の正体が掴めない東京生活を送っていたとき、ふと「日常に山が感じられないからだ!」と気づいた。このせわしない世のなかで、無意識に求めているのは「ただそこにある」という安心感なのか。 『街と山のあいだ』は、身近な自然や山をテーマにした小田子「murren(ミューレン)」の編集・発行人である若菜晃子さんの随筆集だ。小さい山、大きい山、登りやすい山、ハードな山、数々の登山を経験してきた若菜さん。 同じ山でもその時々で感じること、考えることはさまざま。山との向き合い方から人生の在り方を想ったり、可憐な花がぽつんと吹く尊さを抱きしめたり。木々や葉っぱ、生きもの、山で出会った人との交流から生まれに、きさいな、それでいてとてもをそっと大切な瞬間をそっと教えてくれる。少しざらざらする紙から匂い立つそれを逃さないようにしたい。 わたしが、すっかり高山の虜になってしまったのは、常に視界に山が入る居心地のよさを感じるからか。はたまた、街と山のあいたで、たしかに紡がれる人々の営みに触れたからだろうか。
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せいいっぱいの悪口
¥1,870
『せいいっぱいの悪口』 堀静香著 百万年書房 この間の話。お昼にカレーうどんを食べに行った。温玉トッピングを注文して待っていると、チャーシューが5枚のったカレーうどんが到着。少し前に来ていたお客さんの品が間違って私の卓に運ばれてきたらしい。すぐに気づき、謝りながら自家製チャーシューがのったカレーうどんを下げる店主。こんなの酷だ。私の頼んだ温玉があまりにも不憫。ほどなくして温玉カレーうどんが到着し、黙々と食べた。自家製チャーシューを考えながら。 自分の選択に自信がもてない。人の意見を聞くと、すぐ流されてしまう。 そうして忙しさを理由にして、考えることを投げ出してしまう。 『せいいっぱいの悪口』を読んでいると、いま私がいる世界にこんなふうに迷っている人がいることがうれしくて安堵する。彼女の暮らしのそはには自身以外の他人の生があって、思うように分かり合えなくて、そのすべての生に等しく死が訪れることを知って、はっとする。著者は迷っている自分と手をつないで、一緒に歩く。その誠実さに胸が詰まる。 きっと今度カレーうどんを食べるときは、チャーシューをのせよう。いや、次も温玉をのせて食べよう。次こそ温玉のことを思って食べよう。